休日返上!業務時間外の勉強会にうんざり・・

看護師は業務時間以外の勉強会が付き物です。それは、高齢化社会に伴い医療の技術が日々進歩し続ける中、常に新しい情報を知識として取り入れるために行われています。医療技術の進歩と共に看護師に求められる役割も少しずつ変わってきていると言えるでしょう。しかし、現場からは業務時間以外の勉強会にうんざりという声も。ここでは、勉強会に参加したときの残業代について解説していきましょう。

 

◎業務時間外の勉強会はなぜ行われているのか?

 

プライベートな余暇の時間が充実しているからこそ、心身ともにリフレッシュし普段の業務に一層打ち込めるということがありますよね。しかし、看護師さんの仕事は業務時間以外の勉強会が多くプライベートな時間が犠牲になったり、ワークライフのバランスがうまく取れなかったりという不満が多く寄せられています。勉強会の内容は現場ですぐに使えるような救急看護の処置方法や、輸液管理方法など看護師なら学んでおくべきことが中心です。看護師として成長するためにも、医療現場で必要な情報は常にアップデートするべきですが、勉強会が業務時間外に行われることに納得がいかないのでしょう。しかし、業務時間内に勉強会を設定しても、日常の患者さんの身の回りのお世話や採血・点滴など看護師の仕事は常にたくさんあり出席できないということも。途中で抜け出して勉強会に出席すれば大切な業務に支障がでてしまいます。看護師の勉強会が業務時間外に設けられているのは、日常の看護業務が過酷なほど忙しい状態にあるからと言えるでしょう。

 

◎業務時間外の勉強会に参加したら、残業代は請求できるのか?

 

本来、報酬とは労働の等価価値として支払われる金銭です。そこで気になるのは、看護師さんが業務時間外の勉強会や研修に参加したときの残業代は支払われるかどうかというところ。報酬もでなければ、代休もないようであれば職場に対する不満は募るばかり…やる気だって失せてしまいますよね。そこで、業務時間外の勉強会について請求することはできるのか調べてみましょう。法治国家である日本では、労働者は基本的に労働基準法という法律で守られています。残業代に関して言えば、業務時間外の未払いについては30万円以下の罰金が雇用側に課せられるのです。例えば、強制的に勉強会への参加を義務付けられているのであれば、その時間分の給与を請求する権利があると言えるでしょう。なぜなら、職場の命令に従い労働時間として病院にプライベートな時間を拘束されるからです。しかし、事実上、自由参加という名目においての勉強会の場合は労働時間として認められず、残業代を請求する事ができないでしょう。自由参加とはいっても、上司も周りの同僚もみんなが出席していれば、暗黙の了解で参加しなくてはいけない状況ということもあり、残業代の請求についてはグレーゾーンが付きまとうところ。この問題に関しては、精神的なストレスを抱え込む看護師さんも多いのが実情です。

 

◎未払いの残業代はどうやって請求すればいいの?

 

未払いの残業代を請求するためには、まず、雇用されたときに交わした契約書を見直してみましょう。それには雇用条件として残業代の支給について取り決めが記してあるはずです。明らかに未払いがあると認められる場合には、業務時間外に労働した事を立証する証拠が必要になります。これらの証拠書類は会社によって異なりますが、一般的にタイムカードや日報などがあげられるでしょう。タイムカードなど労働時間を把握するツールを使用していない場合は、会社のアカウントでのメールの送受信の履歴も有力な証拠物件となります。例えば、残業指示に関するメールなどがあれば、それらを手元に残しておきましょう。残業代の未払いを請求するということは、労働基準法の不法行為を追求していくものです。そのため、個人で会社への請求するのは精神的に多大なエネルギーが必要となるでしょう。このような残業代請求について専門的に問題を解決している弁護士に相談してみるのも一つの無難な方法です。

 

◎まとめ

 

看護師さんは高齢化社会に伴い日々進歩しつづけている医療技術に追いつくため、常に新しい情報を知識として取り入れることが必要です。しかし、休日を返上し業務時間外の勉強会や研修を義務付けられることが多く、さらにそれに対して報酬も出なければ、代休もないこともあり職場に対する不満は募るばかりでしょう。そこで、業務時間外の勉強会が強制的に参加を義務付けられているのであれば、残業代を請求することができます。雇用契約書をもう一度見直し、それでも未払いが確認できるようなら、タイムカードや日報など業務時間外に労働した事を立証する証拠を用意しましょう。

トップへ