正看護師と准看護師の違いって?

 

看護師には正看護師と准看護師がいます。一般の患者からは看護をする人は看護師であり、正看護師と准看護師の違いは分かりませんが、免許取得の条件や業務の内容、キャリアアップの可能性、年収など様々なことに対して違いがあります。

 

◎正看護師と准看護師の違い、免許取得までの過程

(正看護師)

高校卒業後、文部科学省が指定する看護学部のある4年制の大学、又は厚生労働大臣が指定する3年制の看護専門学校、短期大学、又は5年制の高等学校専攻科や看護科を卒業後、厚生労働省医政局監修に基に行われる看護師国家試験に合格して看護師免許を取得します。看護学校の中には社会に出てから正看護師を目指す人の為に社会人入試枠を設けている学校もあります。学校によって詳細は異なりますが、科目試験が免除され、正看護師を目指す理由についての論文提出や面接が重視され、学科試験は免除される学校が多くあります。既に准看護師の免許を取得している人の場合は、2年制の短期大学や看護師養成所を卒業すると、正看護師の国家試験を受けられます。

(准看護師)

中学、又は高校卒業後文部科学省が指定する看護学部のある2年制の大学、2年制の看護師養成所、2年制の高等学校専攻科を卒業後、都道府県の知事の下で行われる准看護師試験に合格して准看護師の都道府県知事免許を取得します。

 

◎正看護師と准看護師の違い「キャリアアップ」

高度な知識と実践力を求められる専門看護師や認定看護師を目指すには、正看護師免許が必要です。准看護師からキャリアアップする為には、専門学校に再度入学し、卒業後に正看護師の国家試験を受けて正看護師免許を取得、その後、専門看護師や認定看護師の試験に備える研修を受ける為の条件を満たす為に勉強や実務経験を積まなくてはならないので、現実的には遠い道であると言えます。また、正看護師の場合、大学や大学院、養成所などで保健師・助産師養成課程を修了すると国家試験を受験して保健師や助産師の資格を取得することができますが、准看護師は保健師や助産師の資格を取得する為の国家試験を受けることができません。

 

◎正看護師と准看護師の違い「年収と待遇」

フルタイムで働いている場合の看護師の平均的なボーナスを含めた年収は厚生労働省が平成24年に行った調査によると看護師は471万円、准看護師は402万という結果が出ており、毎年69万円もの差額がわかりました。労働時間や業務内容には大きな差が無いにもかかわらず、これだけ年収に差が出る理由は、受けてきた教育にかけた労力と費用の差であると言えます。また、大病院では准看護師の求人が少ない為、准看護師の転職先はクリニックや小規模な病院に限られる為、最近では介護施設や訪問看護などに転職する人も増えています。

 

◎将来のライフスタイルを考えて選択をしましょう

看護師を目指す人の中で経済的な事情などから短期間で資格を取得したい、働きながら資格を取得したいという人には准看護師として働くという選択肢がありますが、看護師として専門的な看護ができる上級職になりたいという気持ちもある場合には、国家資格である正看護師の免許を取得することが必要です。

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